池田AG X 藤白台少年野球部 試合結果

2008年11月23日   球場:古江台中学校B面   大会名:東部ジュニア大会4回戦

5年公式戦で最多となる3度目の対戦である強豪・池田AGさん。
1度目の対戦 2度目の対戦
夏の城東連盟ジュニア大会を制し、先週、池田市議会議長杯大会を制するなどの実績も十分であるが、
過去2回の対戦を通し感じたことは、勝てない相手ではないということ。
ステージは、この学年で最も重要な大会である東部ジュニアのベスト8進出をかけたこの一戦。
ここ2週間、この試合だけに焦点を絞り、指導・練習してきたことが生きるだろうか。

先発悠成。1回表、先頭を三振、2番にセンター前ヒットを許すものの、
ウッチーが盗塁を刺し、3番も三振の上々の立ち上がり。

1回裏藤白。先頭ウッチー、レフト前ヒット・盗塁で無死2塁。2番悠成、センター前ヒット。
ランナーウッチー、スタートが遅れサードでストップ。もったいない!
悠成盗塁で無死23塁の大チャンス!
3番はやには打てのサイン。この時、相手のショートがマウンドに声をかけに行く。
そして、ピッチャーは1球セカンドへけん制。続いてセカンドへ2球目のけん制。
この2球目が擬投で、そのままサードへけん制。
これをウッチーがまんまと引っかかりタッチアウト。
何のサインも出してない時に、気持ちが焦っている。
そして、はやはショートゴロ。
これをセカンドランナー悠成がサードへ突っ込み、みすみすタッチアウト。
残ったランナーはやは盗塁で2死2塁。
4番裕弥は粘るものの、低めの球を三振。AG相手にこの無得点は痛い・・・。

2回表、いきなり先頭4番・センター前ヒット。ここでも盗塁敢行、1回に続いてウッチーが刺した!
と思いきや、主審がボークのコール。セットを止めなかったということで、ランナーは2塁に生きる。
続く5番の送りバントはキャッチャーへのファールフライ。このあたりはAGさんらしくないミス。
6番のファーストゴロの間にランナー3進で2死3塁。
ここで悠成が痛恨のワイルドピッチで先制点を与えてしまう。
続く7番はセカンドのエラーで出塁、そして盗塁で2死2塁。
ここは嫌な流れであったが、8番をショートゴロで何とか後続を断つ。

しかし、先制のチャンスをミスで失った後、ボークにワイルドピッチ。
向こうも送りバント失敗などのミスをしてくれているのに、
それ以上のミスで先制を許す。1点とは言え、嫌な流れだ。
その流れを引きずるように、2回の藤白は5番からの打順があっさり三者凡退。

3回表、9番バッターは1歩下がらせた直後、ショートはやの頭上ライナーを好捕で1死。
1番バッター、ボックスへ入ると同時に視線が動いている、
これはセーフティーと気づいたが伝えきれず、ファースト前へのセーフティバント。
タイミングはアウトのところ、焦った悠成が暴投し1死2塁。続く2番はショート内野安打。
その間に2塁ランナーが3進。1塁ランナーも盗塁で、1死23塁の大ピンチ。
3番バッターは4球連続ファールの5球目にスクイズ敢行。
悠成がマウンドを駆け下り、タイミングはセーフのバックホーム。。。
しかし、これをウッチーが好ブロックで本塁タッチアウト!
残った1塁ランナーが盗塁で再び2死23塁も、4番をファーストゴロに打ち取り、この回無失点で終わる。

この無失点はこちらの流れ、さきほどの淡泊な攻撃の流れを切るための積極攻撃を決め、
8番大和へは初球セーフティバントのサイン。これを理想のサード前に転がし出塁・盗塁で無死2塁。
続く9番うえばには送りバントのサイン。しかし、2球連続決められずスリーバント失敗。
そして、1番ウッチーの2球目にエンドランをしかけるがファール。3塁ベースが遠い、と思いきや、
2塁けん制のボールがランナー大和の足に当たり、そのままライト側へ転がる間に3進で願ってもない1死3塁。
このチャンスに、ウッチーはバットの先っぽに当たるキャッチャーゴロ。
これでは、いかに俊足大和でもどうしようもなく2死3塁。
もうヒットしかない、祈るしかない場面で、2番悠成がライト前同点タイムリー!そのまま盗塁で2死2塁。
3番はやのフラフラと上がった打球が、ライト前ポテンヒットになり2点目。
ここで相手のボークで2進。4番裕弥はレフト前ヒット。
はやは3塁ストップ。うーん、2死だけにこれもゴーが正解・・・。
そして、1塁裕弥盗塁で2死23塁。
5番理人はサードゴロ。1塁送球でチェンジ、のはずが、何を思ったか、
3塁手は目の前に来たセカンドランナーの裕弥を追う。裕弥セカンドへ戻る。
タッチアウトにはなるものの、その前に3塁ランナーはやが帰り、ラッキーな3点目を追加。
これもAGさんらしくないミスだ。

4回表、1死から6番がセンター前、これを大和がセンターゴロの好プレー。
続く7番には本物のセンター前ヒット・盗塁で2死2塁。しかし、8番を三振で無失点。
その裏、うちも三者凡退。

5回表、急に制球が定まらなくなった悠成が、やってはいけない先頭四球。
そして、軸足を外す方向が悪いと2度目のボークで無死2塁。1番送りバントで1死3塁。
2番バッターの2球目、一度セットし、軸足を外さないままセットを解き、
今日3度目のボークでみすみす2点目を与える。
動揺が見える悠成であったが、続く2番、3番を打ち取り、最少失点に食い止める。

5回裏、代打松屋が四球、代走に駿。1番ウッチーには2球目バントエンドラン、
3球目ヒットエンドランがいずれもファール。
仕方なく打たせたサードゴロを相手がエラーで無死12塁。
2番悠成にはセーフティバント、これが送りバントになり1死23塁。
ここは行け行けで3番はやの初球にエンドラン。
しかし、これは相手に見破られ3塁ランナータッチアウトで2死3塁。
はやはピッチャーフライでチェンジ。
私の采配ミスで無得点に終わってしまう。

6回表、次にランナーを出すと、
今日の流れでは致命的なボークを出しかねない悠成からはやにピッチャーをチェンジ。
はやには、後続は出してもいいから、とにかく先頭だけは出すなと送り出した。
そして、先頭4番をファーストライナーで1死。続く5番はセンター前ヒット・盗塁で1死2塁。
5番はファーストゴロで2死3塁。6番に死球で2死13塁。
ここで8番バッターのサードゴロを、淳司が落ち着いて処理し無失点。

そして、80分ゲームの時計を見ながらの6回裏。
4番裕弥、4球目で三振。5番理人、5球目をファーストフライ。
このまま終われば次の回もありそうなギリギリの時間帯。
相手ピッチャーも返球と同時に投げる体制。
しかし、結果的にこの焦りがこのプレーを生む。
6番淳司2ストライクまで待ての5球目、ファースト前のボテボテのゴロを、
焦ったピッチャーがファンブルしエラーで2死1塁。
ここでも7番翔に2ストライクまで待ての4球目をファールしたところで、主審から「集合!」。
AGさんを下し、近畿北摂都市対抗大会に引き続き、この大会でのベスト8進出を果たした!

悠成本人に非があるとはいえ、経験のない3つのボーク。エラーにワイルドピッチとミスのオンパレード。
また、3回以外のチャンスでの攻撃のミスは、流れから言うと負けゲームである。
しかし、チームの今後の成長という点で考えると、この嫌な流れの試合を負けなかったということ。
一度負けたチームには勝てないというジンクスを破ったということ。
しかも、相手がAGさんだったという点を加味すれば、過去最大の好結果だったと言える。

試合後、東部連盟の副理事長、運営部長を始め、
主だった連盟役員からも祝福の言葉を頂いたことが、この試合の大きさを実感する。
もう相手を意識した試合をする必要はない!
一戦一戦、自分たちのプレーさえできれば、結果は必ずついてくるはず!
うっすらとではあるが、旗が見えてきている!

今日のMVP:大和

1 2 3 4 5 6
池田AG  0  1  0  0  1  0  2
藤白台少年野球部  0  0  3  0  0  x  3

打順 守備 打者 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打数 安打 打点 得点 盗塁 失策
1
内橋宏太郎
 左安
 
 捕ゴ
 
 三失
 
3
1
0
0
2
0
2
重里 悠成
 中安
 
 右安
 
 投犠
 
2
2
1
1
2
1
3
山本 隼人
 遊ゴ
 
 右安
 
 投飛
 
3
1
1
1
1
0
4
吉田 裕弥
 三振
 
 左安
 
 
 三振
3
1
0
0
1
0
5
坂口 理人
 
 投飛
 三ゴ
 
 
 一飛
3
0
1
0
0
0
6
宮本 淳司
 
 三ゴ
 
 三飛
 
 投失
3
0
0
0
1
0
7
平山  翔
 
 三ゴ
 
 三ゴ
 
 
2
0
0
0
0
0
8
一柳 大和
 
 
 三安
 遊直
 
 
2
1
0
1
1
0
9
植林 将樹
 
 
 三振
 
 
 
1
0
0
0
0
0
0
松屋 雄太
 
 
 
 
 四球
 
0
0
0
0
0
0
0
走右
江成  駿
 
 
 
 
 
 
0
0
0
0
0
0
22
6
3
3
8
1

投手 x/3 打者 打数 球数 被安 被本 犠打 犠飛 三振 四球 死球 暴投 ボーク 失点 自責 勝敗
重里 悠成
5
-
21
18
76
4
0
2
0
4
1
0
1
3
2
2
 ○ 
山本 隼人
1
-
5
4
16
1
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
 S